第24話「先生として〜ゴル・ゴル・ゴジカ〜」

(2005年8月14日放送)

24話は涙が止まりませんでした。
オープニング曲「魔法戦隊マジレンジャー」が始まる前のヒカルの「すまない翼。リバースの魔法の恐ろしさを、もっときちんと説明するべきだったのに。僕のせいだ…!!」という自分を責めるセリフに泣いてしまい、オープニングを泣きながら見るという事態になってしまいました。

あとで録画したビデオを見返したところ、このセリフ部分での市川さんの表情がすっごく辛そうな表情で、胸が締めつけられました。

今までに戦隊ヒーローを見てきてオープニング曲を泣きながら見た(聞いた)ことはなかったので改めて、こんなにマジレンジャーが好きだったんだなあと実感しました。

12日に見に行った、スカイシアターマジレンジャーショーでのマジシャインスーツアクターさんと吹き替えの声の方の迫真の演技(ピンチになる箇所があり、その演技が今まで以上にリアルですごかったんです)を見たこともあって、24話は不安がものすごく大きかったです…。

ヒカルは5人に、自分の家に代々伝わる指輪を託します。

「これを見たら、僕の教えを思い出してほしい。あんまり教えてあげられなかったけどね」というヒカル。

ヒカルは、ベッドで眠っている翼のそばへ行き、「翼、もう少しだけ待っていてくれ。僕が必ず君を助ける。先生として、絶対に責任をとるから!!」と言います。

そして「僕は君たちの力を信じてるよ。ずっとずっと、永遠にね」と言い残して、どこかへ向かいます。

一体、この後の展開、どうなるんだろう…?と不安が高まる一方でした。

魁たちはインキュバスのベルビレジとスパイダーの2人の冥獣をとめるために、戦いへ赴きます。

一方、ヒカルは翼を救うために、時の天空聖者・クロノジェルが作り出したというマルデヨーナ世界へ。
クロノジェルの声、なんか聞き覚えのある声だなあと思いながら聞いていました。
デカレンジャーで、ジェニオの声をやっていらした方ではないかと思いますが、違いますかね?

翼の呪いを解くためには「許しの杖」で、翼の身体(胸のあたり)に出来ている呪いの渦を逆向きにかき回せば良いということで、ヒカルは杖を手にするための試練に立ち向かいます。
しかし、杖を手に入れられたとしても、それを抜けば永遠の闇(=死)が訪れるということでした。
ボロボロになりながら、翼を助けるために必死にがんばるヒカル。
この場面を見ていて、胸があつくなりました。

魁たちもベルビレジと戦いますが、麗と芳香がベルビレジに操られてしまい、魁や蒔人と戦うことになってしまいます。
麗と芳香の技を受けて、魁と蒔人の変身が解除されたことで、芳香たちは操られていたことに気づくのでした。

ヒカルはやっとの思いで、「許しの杖」のあるところまでたどり着きます。
そこへ、ウルザードが現れて「天空聖者よ、弟子のために命を捨てるつもりか?」と言います。
しかしヒカルはウルザードにどけと言い放って、杖を抜こうとします。

そこへ、ヒカルに気づかれないように後をつけてきた翼がやってきて、「待てよ!!」と叫びます。
「翼… なぜ来た!? その身体で!!」というヒカル。
「やめろよ! 先生!! 俺は先生がダメって言ったのに、逆らって…。自業自得なんだよ!! 先生が犠牲になることねえんだよ!!」と叫ぶ翼。
このあたりから、涙が止まらなくなって、ずっと泣きながら見ていました。

「いや、責任は僕にある。だから僕に責任をとらせてくれ。 だが翼、これだけは覚えておいてくれ! 魔法世界の禁を破るということは、誘惑に負けて魔導土への道を選ぶということだ。君たちのお母さんを手にかけた、こんな奴と同じになってはいけない!!」

ヒカルはそういって、杖を抜こうとしますが、バリア(結界のようなもの)が張られていて、苦しみます。
「先生!!」と叫ぶ翼に、「来るな! そこで、そこで待ってろ!! いいか翼、いつだって正々堂々と戦って勝てる男になれ! 正義のためだけに魔法を使える男に!!」というヒカル。

「なんでだよ!? なんでそこまで…!!」という翼に、「あたりまえだろう。僕は君の…先生なんだから」と笑顔で言うヒカル。

この場面の市川さんの笑顔が、すごく切ない表情でした。

杖を抜くために苦しみに耐えるヒカルの場面で、前半終了。CMとなりました。

番組後半が始まる前のアイキャッチには、今まで泣いていたのも忘れて、思わず「カッコいい!」と心の中で叫んでしまいました。
マジシャインアイキャッチ、今回が初めてですよね。

あともう少しで杖が抜けるというところで、ウルザードが攻撃をし、それによって、「許しの杖」は彼の手におちてしまいます。
ヒカルは「許しの杖」を取り戻すために、マジシャインへと変身。
ウルザードと戦うマジシャインの場面は見ごたえがありました。

魁たちも、インキュバスの猛攻の前に、力尽きそうになりますが、ヒカルからもらった指輪を見て、勇気を奮い立たせます。

「4人のままくたばるなんてありえねえんだ!!」と叫ぶ魁。

魁たちのヒカルを信じる気持ちと、ヒカルの、最後まで自分の力で戦い抜いた勇気に魔法が応えて、新しい魔法を手に入れるヒカル。
この魔法で、ウルザードを一掃する場面がカッコよかったです。

この場面のヒカルのセリフ「僕は教え子たちの勇気を信じてる!!」というのが5人をすごく信頼しているなあと思いました。

これと似たようなセリフが、スカイシアターショーのマジシャインにもあるので、少しダブりました。

無事にウルザードから「許しの杖」を取り戻したヒカルは、それを使って翼の呪いを解きます。

ラスト場面は、呪いから解き放たれた翼と魁たちが力を合わせて、ベルビレジ、スパイダーを倒して大円団でした。

誰も犠牲になることがなくて、本当によかったです。

シリアスな内容でしたが、このお話は 私の中で一番お気に入りのエピソードになりました。